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2012年05月04日

「ウォーレン・バフェット賢者の教え 世界一投資家思考の習慣」を読みました



思考術でもあり、戦術トレーニングでもある要素はありましたが、トータルで考えると、「自己啓発」であった一冊です。

私が聞きかじった「バフェット」さんの印象とはまったく違う所が、読んでいて面白い部分でした。

私は、バフェットさんはいわゆる「金持ち父さん貧乏父さん」的な人だと思っておりまして(笑)、いかにお金を働かせるか?という知恵をお持ちの人と勘違いしておりました。

その誤解はきっと、「バフェットさんとのランチは競売にかけられ高額な値がつく」とか「株を購入したら企業から購入額の倍の報酬がもらえる」という、誰が言い出したかもわからない情報を「そうなんだー」と信じていたからでしょうね。

実際、ランチの件は本書にも出てきて本当のようです。
ただ「お金儲け」が主軸じゃあない事を書いていただいている点が新しい発見でした。

一番嬉しかったのは


限りなくストイックな人

であった人物像です。

年齢38歳ともなると、やはり「全ての人と仲良く」という事ができなくなってきている事をよく感じ始めてきており、じゃあどんな人だと自分がワクワクして建設的な意見交換ができるか?というキーワードのひとつに「ストイックな人」があげられます。

ルールに則り、自分を磨き上げる事が大好きな人、今日明日でコロコロ主軸がブレず、熟考されて、自分の方程式を確立させている人、そんなストイックな人に会えたり囲まれたりすると、本当に心拍数があがり幸せな気分になれます。

更にいうと、そんなベースをしっかり固めているからこそ実現できる「くずし」を適度にきかせてくれる人、これは私の理想であり、あこがれであり、シビレル人です。

「ベースが無く【くずし】だけの人」って、早々に判断しないようには努めているのですが、ある程度そのあたりが垣間見れてしまったら、やはり距離を置いてしまいます。
当然、自分もそう見られているという覚悟のもと、そうならないように更なる努力をする循環もできております。

そんな中、本書を読んで、バフェットさんはかなりの「ストイックツワモノ」だと感じました。
いいですねー!

タイトルのように、そんなストイックなバフェットさんの「習慣」を紹介して頂いたので、大変参考になりました。

40歳になれば、私も更なる「判断」を迫られる立場になります。
その為には、30代の経験とそれまでの実績はすごく重要。

気を引き締めてこれからの人生に挑める勇気をいただけた内容でした!

株の勉強にはあまり効果がありません。
ビジネスのヒントや、生き様の覚悟、自分というブランドの構築、といったキーワードに興味のある人なら価値があると思います☆


以下、楽天市場で取り扱われている本書情報です。

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