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2011年12月25日

「仕事ができる人、会社に必要な人」を読みました



著者、酒井さんの気合いのこもった経験からくる力説で構成されている本です。
不本意ながらも「ゆとり世代」というくくりで片付けられてしまうような方々には、なかなかヒントが多い本ではないでしょうか。

この種の本は、結局読み終わってみると「そんな会社にとって都合良い社員になんかなれないよー!」という気持ちを産みがちですが、全てそうなっております。
なので、「なぜ全ての本がそうなのか?」という疑問をもって、そこまで皆が言うならそうかも知れない、という素直さで次のアクションを行なう事さえできれば、かなり元は取れるはず!
逆に言うと、80%以上の人がその「素直さ」を後回しにしているので、また同じ種類の本を読んで、同じ感想を言って停滞しているようなものです。

実際、私は経営者なので、そういう「疑問を抱きながらも素直になってみる」の意気込みで読んでくれるような社員がいれば、きっと抱きしめてしまいます(笑)。

フォントはゴシックで、太字ナビゲーションあり、図あり、文字間隔も適切で読みやすいです。
文体がやわらかく、読書スピードはあがりますが、ちょっと酒井さん個人のスキルに偏る部分があるので、あまり気にせず読み進める方が良いですね!

わざとなのかどうかすら不明となりましたが、すごく気になる部分がありました。
これ、意識的な仕掛けなら、かなり「してやられた」感となりますが(笑)


冒頭で「業界を震撼させるような画期的な企画で、誰もが知っているビッグヒット商品の開発をした」という酒井さんのエピソードがあったのですが、最後まで読んでも明らかにされていません!!

気になる!!!

わざとだったら、ホントにウマイ!
けど、たぶん、著作権等の「大人の事情」で明示できないのでしょうね。わかります。

わかりますが、やっぱり知りたい!!

ここで、google検索!という問題解決にいきたいところですが、やめました。

思考練習として、与えられた情報の中で酒井さん発明品を推測する方が脳にとって良さそうだからです。
そして、酒井さんとお会いするような機会があれば、ご本人から答え合わせをしてもらう方がフェアな感じもします(笑)。

脱線しましたが、ヒントをいくつかもらった良い刺激を頂けた本でした。

・人は成功体験を積むことで成長
・メンターへの質問方法→その後定期的に報告
 (例 40になる前にやっておくべきことは?)
・調査とは思いつきをロジカルに進化させること

などなど、できるのにやれていない事をガンガン追求してもらえました。

以下、楽天市場で取り扱われている本書情報です。



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