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2011年12月09日

【20代、いまから備える「出口戦略」】を読みました

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勉強になりました!
太字ナビゲーション、図、イラストありで読みやすく、横書きなので、テンポに左右されない要点の絞り方・再読も集中して学べて良かったです。
ちなみに私は、縦書きも好きですが、「ノッテきた!」というテンポによってスピードかわっちゃったりしません?
そうなると、ライン引いたり付箋はったりというアクションをすっ飛ばして読むことに没頭しちゃうクセがあるのです(笑)。
読んだ後の充実感は抜群なのですが、今回のように「出口戦略」という新しい概念を「勉強」する際には、何かを「残す」方を優先したいので、横書きで助かりました!

タイトルからも「しっかりしなくちゃあヤバイですよ!」というムードで引っ張っていってもらうのですが、時折「私もダメでした」「どちらかというと自分も腰が重いほうで」「妻とはいっぱいケンカした。けど多いに助けられた」といった、自分の弱い部分もしっかりと曝け出されている姿に好感が持て、読み進める毎に、顔が見えて安心感が増し、尊敬できるスタイルを貫いているなーという感情が強くなっていきました。

そうすると、意外というかウレシい共通点も発見!それは


仕事場が京都じゃあないですか!
これは嬉しい!!

尊敬できる著者さんが、同じエリアに住んでいる!是非ともご本人たちにもお会いしてみたい!という衝動にかられました。
脱線しました、スミマセン(笑)。

他の本と違うところは、

マジメな内容だけど固すぎない、そして柔らか過ぎない

という部分です。これが一番難しい!特にこの「柔らか過ぎない」が肝!

仏教でいうところの「中道」です。偏った部分には答え・真理は存在しません。
清濁併せ呑む精神は、価値がある分最も難しいんですよね。

本書は「出口戦略」という概念をわかりやすく噛み砕き、その知識を用いて読者のパフォーマンスを正す教えを真摯に伝え、固くなる直前で「ふっ」と緩める経験談・曝露話を盛り込み、といった気持ち良い構成が確かにありました。

お金選び、仕事選びなど、「自分の人生」という姿を直視する考え方を頂ける一冊です!

特に私が好きなのが「結局、お金の心配がない人しか夢は語れない」という一文です。著者の野瀬さんも誤解を覚悟で書かれておられて、文字だけで読むと人によってはつっこみ所はあるのでしょうが、私にはどきゅーん!と共鳴共感できました。
マズローの5段階欲求でもある通り、やはり「自分の安全」が基礎。それが現実です。

この基礎が無いまま夢を語ると、残念な感じになるので、しっかり基礎を現実的な努力で固めようじゃあないか!という後押しをしてもらえます。

本書を読み終え、私の心理はこんな感じでした。

私はバンド活動をしておりまして、いわゆる「バンドマン」です。そして、「バンドマン」のほとんどの人は、多かれ少なかれ必ず一度はこんな妄想を頂くのです・・・


音楽を続けていると、いつかセーターを肩からかけてサングラスをした男が「お前、センスあるな。プロデビューしないか?」と言って来てくれる



ってね(笑)。
バンドマンじゃあない人から見たら失笑かも知れませんが、私もこんな妄想を抱いていた時期がありました。
残念な将来設計といわざるを得ないです。

そして、現実を知り、そんな男はいないなーとわかりはじめると、「プロになることが目的じゃあないし」という台詞を自分に言い聞かせて夢の種類を変えてしまうのが良くあるパターン。

プロで活躍している人は、当然失敗はしながらも、「明確な根拠がある努力」を徹底しています。私はそれを怠っています。それが「差」であり事実なのです。上記のような妄想を描き、勝手に諦めるなんて、そもそも論外です。ナンセンス!

では、バンドマンじゃあない人も、この「プロになれる」を「お金持ち(お金の心配をしない人)になれる」に置き換えて考えてみたらどうでしょう?


生活を続けていると、いつか「お金もち」になれる


続けてみたがなれないとわかりはじめると・・・


「お金もちになりたいわけじゃあないし」という


という図式だとイメージわきやすくなりません?こんな感じです。用は出口が明確じゃあないまま入口に突入しているわけですね。そりゃ路頭に迷います(笑)。

本書では、その「出口」の部分をわかりやすく説明してもらっております。
「出口戦略」という概念を知るだけでも役立ち、更に、自分のライフプランの見直しのキッカケにもなります。経営者の方ですと、当然、財務を関連付けた出口戦略としても応用できます。

覚悟は知識があってこそ!ぜひ本書を読んで「出口戦略」という考え方を活用しながら、未来は今の積み重ねである事を再度直視してみましょう!

以下、楽天市場で取り扱われている本書情報です。


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